神戸の某サンバチームの一部の人に「チャーリー」と呼ばれているおやだまです。
最近食べものばっかりなんで、ちょっとCDレビュー。

今日は少しもやもやしてたので、ハードオフやらブックオフやらをうろうろしてて、普段あんまり見ないジャズのCDコーナーを眺めていたら出会いました。

CA391626_1"warm & tender"  Charlie Watts
                                           (1993)
Peter King (as)
Gerard Presencer (tp)
Brian Lemon (pf)
David Green (b)
Charlie Watts (ds)
Featuring - Bernard Fowler (vo)
Strings of The Metropolitan Orchestra


ご存知ですか?チャーリー・ワッツさん。
かのローリング・ストーンズのメンバーとして名高いチャーリー・ワッツさんです。

ジャケットはちょっと怪しげで妖艶な女性のスマイル、ロックンロールのアルバムにありがち、かも(彼の娘さんだそうです)。
けれど、これはジャズの珠玉のスタンダードナンバーを、それも全曲スロー~ミディアムスローくらいの演奏で。正真正銘大人のジャズアルバムです(大人だから当然か)。

↓チャーリー  盤面にはブラシ
CA391627_1

「チャーリーさんがジャズ愛好家で、ストーンズがオフの時には自分のジャズのグループで演奏している」というのはもう10年くらい前に知ったのですが、どんな演奏なのか今まで知ろうとはしませんでした。あまり興味なかったんですね…。
けど、今になってようやく聴いてみて、逆に良かったかもしれません。10年前だったら、このアルバムの良さ、チャーリーのプレイのツボ、選曲、理解できなかったかもしれません。むしろ退屈だと思ったかもしれない。

チャーリーの演奏のポイントは、個人的には左足(ハイハット)づかいです。今作ではもうそれに尽きます。
1曲目から彼のハイハットの音色、タイミング、音の長さにやられます。これだけでご飯3杯どころか、アルバム1枚(16曲)イケてしまうわけです。ハイハットシンバルそのものの音色は、まあチャーリーさんが普段使ってるちょっと厚めのシンバル、って感じですが、ブラシの音と混ざり方が良くて、妙にいい音に感じられます。

Charlie Watts Quintet の面々も非常に良い演奏をしているし、ボーカルのBernard Fowlerさんもすごくいい感じです。
けど、「Stringsの入ったジャズはどうもね…」という人は結構います。俺もその一人です。
M3でStringsが抜けますが、ちゃんと空間があって、各人のプレイがクリアになって、6人だけのほうがサウンドが心地よいことを意識させられます。
あと、どの曲だったかな、ジャズの人のピッチ感とクラシックの人のピッチ感の、どうにもならない壁を、イントロから既に感じさせられてしまう曲があって、なんだか妙に納得してしまい、同時に残念でありました。
ストリングスが入っていると、どうしてもサウンドは限定的になってしまうし、コード感の押し付けというか、そのコードの別の形やテンションみたいなものを断固として許さない、みたいな感じになってしまう気がします。あと、ピッチ感のせいなのか、サウンドがどうしても明るくなるような気がする。
ストリングスが入ってるのは、多分半分くらいの曲数だと思いますが、これはチャーリーが全部にストリングスは必要ない、と言ったんだと勝手に思ってます(笑)。

とは言え、全体的に非常に心地よいので、最近ではかなりのヒットです!!
別のCDも探してみようっと。