ゴルフじゃないですよ(いきなり)。

丸山茂樹という人はどんなことをやっている人なの?音楽はどんな感じなの?という問いには、なかなかどうにも答えにくいものでして。
「シンガーソングライター」と一言でいってしまうと、トンコリやインディアンフルート等の変わった楽器たち、インストゥルメンタルの楽曲については触れられないし、写真にも相当の力を入れているし、それどころか映像制作までやっていたりする。あまつさえ自伝まで出版した。

これは魅力の深さである反面、それを簡単には伝えられない難しさであると思います。

ここ数年、何度もライブを一緒にやって、しまいには鹿児島で朝3時半から共に山に登り、そこで感じてきたことだった。
それならば、ドラマーとして、音楽面をより伝わりやすいものとすべく、尽力できないものか、というのが最近のテーマだったのです。

そんなことをサイレントで脳内妄想だけしておいて、あまり外に出さないのが自分の悪い癖なのですが…。
ありがたいことに、奇しくも我々は同じ方向を向いていたのです。

ニューアルバム制作のお誘いをもらった際に、「収録楽曲について意見をもらえないか?」「楽器の編成をどうしようか?」「ベーシストは誰かいい人はいないか?」等々と、忌憚なく相談いただきました。(これもまたサイレントで、急にボールがきた感じだったので少々ビビったのですが、)つまりはニューアルバム制作に関してかなり意見が通せる立場をもらったということだったので、丸山茂樹の音楽に対してこんな風にしたい、というテーマを持っていた僕にとって良い機会でした。

こうして、丸山茂樹のアルバムとしては初、ドラマーが参加する歌ものアルバムの制作が3月初頭に開始。一部、ベーシスト越野振人への無茶な注文などもありつつ、丸山さん、ミュージシャン諸氏、制作スタッフサイド、レコーディングエンジニア高山さん、ミキシングエンジニア猪俣さん、各陣営奮闘の結果、4月中旬リリースという素晴らしいスピード感でもってアルバムは完成したのであります。

「まほら」 / 丸山茂樹 
2019/4/14  RELEASE
NISORO-024 ¥3,800(税込) 

1.僕が見てきた世界 2.豆腐屋人生 3.Rhein 4.蓮花 5.本と猫 6.生命
7.Mother Nature’s Cradle 8.花ろっじ 9.君の町 10.風がびゅんびゅん
11.まほらま   12.何にもなかった日

【personnel】
丸山茂樹(vocal, guitar, トンコリ, インディアンフルートetc.)
小山田和正(drums, sampling percussion) 越野振人(bass) 朝香智子(keyboard)
itd522850
ダウンロード
CDジャケットが結構こわいですね。現物を見てみると、前作までの作品と比べて圧があります。

僕個人でも在庫を持たせてもらいました。
ライブ会場などでの直接のご注文、メールフォームからのお問い合わせ、お待ちしております。
(Discographyページ)

圧、といえば。
ミキシングエンジニアの猪俣彰三氏のサウンドバランスがとても素敵で、それをなるべく崩さない仕上げになっているため、マスタリング処理であまり音圧を上げていません。世に出ている他のCDに比べると、40%くらい音が小さいのではなかろうか。是非オーディオ機器の音量設定を上げてお聴きいただきたく存じます。

FullSizeRender
アレンジャーとしてクレジットしていただきました。

小山田和正(ドラム)、越野振人氏(ベース)、丸山さんのギターという編成が基本となっており、曲によって朝香智子さん(キーボード)、適宜トンコリやら笛やら、というかなりシンプルな編成になっています。今の時代、なかなかない感じかもしれない。
満を持して作品化された、M8.花ろっじは、このアルバムのメインテーマにもなっています。過去の作品から再録となったM6.生命は、シンプルなバンド編成を活かした風の通りが良い仕上がりに。同じく再録のM9.君の町は、件の越野振人氏への無茶ぶりが実現してしまったもので、歌とベースだけを主軸にしたアレンジになっています。ドラムは添え物です。これが一番好きかも。M3.RheinM7.Mother Nature’s Cradleの2曲は、「歌ものアルバム」と言いつつもインストゥルメンタル楽曲です。この方向性も、最近の丸山茂樹ライブで作り上げてきたものでした。他にも、生で録音したパーカッションの音を並べてトラックを作成してみたり、ドラムの音色を少し変わったものにした楽曲もあります。

よく考えてみれば、僕自身も人のことは言えないもので、音楽だけ取ってもジャズはやるし、歌ものも好きでこうしたポップスのようなものもやるし、ジャズファンクのようなバンドもやっているし、共演する楽器はバイオリンが多い…など、ジャンルを一言で言えない音楽が多くて分かりづらいミュージシャンなのだと思います。
しかし、今回のアルバム参加で、やはり自分はロック・ポップスに根ざした人間であることは間違いないと確信しました。(ドラムへの興味が強くなったのは中学生の時にDeep Purpleを聴いたことがきっかけだったし、高校生の頃に一番よく聴いたのはサザンオールスターズでした。)
もっとこういう音楽にも多く関わりたいと強く思いました。自分にとっても散らかった頭の中を整理する良い機会になったかもしれません。

丸山さんはいま、「1ヶ月毎日ライブツアー」の真っ最中です。
表題の通りの過酷なツアーが毎年恒例となり、外野としてはただ驚嘆するばかりの話であります。そんなツアーのことがYahoo!ニュースに掲載されました。

(Yahoo!ニュース)全国を股に掛け、丸山茂樹が1か月毎日ライブツアー!

これもまた丸山茂樹とは何者なのか、読めば余計よく分からなくなる感じではあるのですが(笑)。
小山田も、今年もスポットで参加させてもらいます。
2019年5月のスケジュール
さすがに、全日程参加、とはなかなか実現しにくいもんですが、1度やってみたい気もしています(笑)。

このアルバム発表を機に、さらに広がっていくであろう音楽を、どうか応援よろしくお願いします。