5月某日昼間。大塚駅周辺。

13時からのリハーサルに向け、分単位のスケジューリングを行っていた。
要するにギリギリで余裕のない行動である。
というのも、ドンファンというジャズライブハウスにどっぷりお世話になっている私は、大塚にあるカレー店はだいたい制覇してしまい、余裕を持った行動をしてカレーを食べよう!というモチベーションを減じていた。そんなものは単なる言い訳に過ぎないというのは甘んじて認めよう。普段なら誰に咎められなくとも罪悪感を感じてしまうような行動パターンだが、今回ばかりは良いことがあった。

時間に余裕がないゆえ、昼食はカレーパンのテイクアウトで手を打った。
JR東日本が手がけるEast Yeastというチェーン店的なもの。
(そういえば、何気に付き合いの深いベーシストサノとの出会いも、ここのイートインコーナーであった。)
 
入店して早速目を惹かれるものがあった。焼きたてのパンが正面のカウンターに並べられている。
焼きたてパンの価値は値千金だ。
最低限カレーパンだけ買えばいい、というミニマムな思考から一転、焼きたてコーナーからの追加購入を決めた。 
しかしそれどころか、焼きたてコーナーのはずれに、油分でツヤを増したカレーパンがあったのだ。
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揚げたて! 

中身はオーソドックスなビーフカレー。
揚げたてのまだ酸化していない油は油っこさが少なく、中身はとろとろ。このとろとろ加減が、具材で入っていた牛肉とマッチして最高の仕上がり。

正直、カレーパンも色々食べてきたが、揚げたてというだけでナンバーワンを獲得しかねない揚げたてインパクト。
冷めればおそらくごく普通のカレーパンになってしまうのに。



狙って食べられるものではないかもしれないけど、カレーパンは焼きたてに勝るものなし。
勉強になりました。


EAST YEAST (イーストイースト)
東京都豊島区南大塚2-45-8 ニッセイ大塚駅前ビル 1F
[平日・土]7:30~21:00
[日・祝]8:00~21:00 
http://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13045339/dtlrvwlst/52894872/?lid=tabelog_pickup_review